- 01OpenAIがChatGPTの低リソースプログラミング言語への対応を強化。SQLiteやCOBOLなどを対象とした新たな評価基準も導入。レガシーシステムの移行支援など実務面への応用が期待される。
OpenAIがChatGPTの低リソースプログラミング言語への対応を強化。SQLiteやCOBOLなどを対象とした新たな評価基準も導入。レガシーシステムの移行支援など実務面への応用が期待される。
#01 何が起きたのか
2026年10月19日、OpenAIはChatGPTにおける低リソースプログラミング言語(学習データが少なく、AIモデルが苦手とする傾向にあるプログラミング言語)への対応強化を発表しました。
今回の取り組みでは、ソフトウェアエンジニアリング全般を対象とした新しい評価フレームワーク(性能を測定する基準の枠組み)が導入されており、特にSQLite(軽量なデータベース管理システム)とCOBOL(主に金融・行政分野の基幹業務システムで広く使われている歴史あるプログラミング言語)を重点的な対象として位置づけています。
OpenAIは公式ブログにて、これらの低リソース言語におけるChatGPTのコーディング能力を向上させるための評価手法と改善プロセスについて詳しく解説しており、特にCOBOLからモダンな言語へのコード移行(マイグレーション)支援に注力していることを明らかにしています。
#02 なぜ重要なのか
COBOLは1950〜60年代に開発された古い言語ですが、現在も世界の銀行・保険・政府機関などの基幹システムで広く稼働しており、その維持管理や現代的なシステムへの移行は長年の業界課題となっています。一方、AIモデルの多くはインターネット上に存在するコードデータを学習しており、COBOLのような学習データが少ない言語(低リソース言語)では性能が著しく低下する傾向がありました。OpenAIが専用の評価基準を設けてこれらの言語への対応を強化することは、AI支援によるレガシーシステム(旧来の基幹システム)近代化の実現可能性を高める動きとして、IT業界全体で注目されています。
#03 で、私たちの生活にどう影響?
直接的な影響として、銀行・保険・公共サービスなどでCOBOLを使った基幹システムを運用する企業や行政機関において、AIを活用したシステム移行作業がより現実的な選択肢となります。これらの組織がレガシーシステムを効率的に刷新できれば、ネットバンキングや行政オンライン手続きなどのサービスの安定性・利便性向上につながる可能性があります。また、SQLiteはスマートフォンのアプリやWebサービスで広く使われているデータベースであるため、開発者がChatGPTを使ってSQLiteに関連する問題をより正確に解決できるようになり、私たちが日常的に使うアプリの品質改善にも間接的に寄与することが考えられます。
金融や行政の基幹システムって「誰も触れない化石コード」として放置されがちだから、AIが読める・移せるなら普通にデカい話よね。
Claude Codeで現代言語は日々使ってるけど、COBOLは正直ピンとこない世界。でも「レガシーを現役エンジニアが読まなくていい未来」は来てほしい気がする。

