- 01元DeepMind研究者のデイビッド・シルバー氏が創業したAIスタートアップが約1,100億円の資金調達を達成。
- 02人間のデータに依存しないAI学習手法の開発を目指し、企業評価額は約5,100億円に達した。
- 03英国発の同社は設立からわずか数カ月での大型調達となっている。
元DeepMind研究者のデイビッド・シルバー氏が創業したAIスタートアップが約1,100億円の資金調達を達成。
人間のデータに依存しないAI学習手法の開発を目指し、企業評価額は約5,100億円に達した。
英国発の同社は設立からわずか数カ月での大型調達となっている。
#01 何が起きたのか
元Google DeepMind(グーグル・ディープマインド)の研究者であるデイビッド・シルバー氏が創業した英国のAIスタートアップ「Ineffable Intelligence(インエファブル・インテリジェンス)」が、11億ドル(約1,100億円)の資金調達を完了しました。この調達により、同社の企業評価額は51億ドル(約5,100億円)に達しています。
同社は設立からわずか数カ月という極めて短期間でこの規模の調達を実現しました。同社が開発を目指すのは、人間が生成したデータを必要とせずに学習できるAIシステムです。現在の主流であるLLM(大規模言語モデル)の多くは、インターネット上のテキストや人間の注釈付きデータを大量に使用して訓練されますが、Ineffable Intelligenceはその前提とは異なるアプローチを採用しようとしています。
デイビッド・シルバー氏はDeepMind在籍時、囲碁AI「AlphaGo(アルファ碁)」の開発を主導したことで世界的に知られる研究者です。
#02 なぜ重要なのか
現在の生成AI開発は、大量の人間生成データへの依存という構造的な課題を抱えています。学習データの著作権問題や品質のばらつき、データ収集コストの増大などがその代表例です。人間データに依存しない学習手法が実現すれば、こうした制約を根本から回避できる可能性があります。
また、AlphaGoやその後継であるAlphaZero(アルファゼロ)は、自己対戦による強化学習(試行錯誤を通じて学習する手法)で人間を超える棋力を獲得しました。シルバー氏が主導する今回のプロジェクトは、この強化学習的なアプローチをより広範なAI領域へ応用しようとする試みと位置づけられています。設立間もない段階での巨額評価は、業界がこの方向性に高い関心を寄せていることを示しています。
#03 で、私たちの生活にどう影響?
人間データ不要のAI学習が実用化された場合、日常生活への影響はいくつかの側面で考えられます。まず、現在のAIサービスが抱えるデータの偏りや誤情報の学習リスクが低減される可能性があります。私たちが日常的に利用する翻訳・検索・音声認識などのサービスの精度や信頼性が向上することが期待されます。
一方で、同社は設立間もないスタートアップであり、技術の実用化には相応の時間と検証が必要です。現時点では研究開発の初期段階にあり、具体的なサービスや製品はまだ公表されていません。引き続き技術的な進展と発表内容を注視する必要があります。
ただ数カ月で5,100億円評価はさすがにバケモン。実体より期待が先走りすぎな気もする。
Claude Codeで毎日コード書いてる身からすると、人間データなしで本当に使えるものができるのかピンとこない部分もあるけど、長期的には面白い勝負だと思う。

